会社や家庭で、会話が噛み合わないのはなぜ?考察とおすすめの対策

会社で同僚や上司と、家庭では配偶者や親と
会話が噛み合わないことってありませんか?

たまに遭遇するそのような状況にイライラしていたので、
なんとかならないか考えていたところ、
ふと原因と対策をひらめいたのでまとめてみました。

会社においても、家庭においても、ちょっとした参考にしてもらえればと思います。

よくある場面

先日こんなことがありました。

電球が切れたから買ってきて。型式はメモっておいたけど、他にも知りたい情報があったら、そこに切れたやつを置いているから自分で確認してみて。

電球も、型式だけでなく色味に種類があるので(ナチュラルとかクールとか)
一応見ておこうと思い、置いてあるという切れた電球を確認しようとしたところ……

電球がない……

そこに転がっているのは、「細長い蛍光灯」でした。

妻に「電球じゃなくて、この蛍光灯の新品を買ってくればいいんだよね?」
と確認しようかと思いましたが、
「だからそう言ってるでしょ!」と返される未来が視えたので、
思いとどまりました。

ツッコミを入れていたら軽く修羅場でしたね。

会社でもこういった場面があるかと思います。

電話でもメールでも言葉を使ってやり取りをするのですが、
会話の相手方と言葉の定義・解釈が異なっていて
なんとも通じないもどかしい感覚。

(もっと質の悪いのだと、自分の理解できない言葉を
理解できるレベルに落として都合の良い解釈を作り出す輩もいますね)

会話の本質と、言葉の抽象度・解像度

自分の方が、正しい解釈で辞書的に正確に言葉を使っていたとしても、
それで相手との齟齬が発生してしまっては、お互い損ですよね。

「自分が正しいのだから、相手が誤りを正すべき。
お互いが正確な言葉でやり取りすればいいじゃないか。」

確かにおっしゃる通りで、どちらかといえば私もそう考えてしまうタイプです。

でも、相手にそれを強制したところで、従ってくれるとも限りません。
たとえ部下相手にそう指摘しても、いい気分にはならないでしょう。
上司は言わずもがな、対等な相手であればなおさらです。

みんながみんな、素直に自分の非を認めてくれるとは限らないし、
上記の例のように、推測すればわかるような間違いを指摘すると、
「嫌がらせか?」と勘繰られてしまうかもしれません。

そんなリスクを犯すよりも、自分の考え方を柔軟にして、
お互いが気持ちよく会話できるようにした方が得
ですよね。

そのために、言葉の抽象度や解像度を緩く捉えておくことが大事だと思います。

特に会社では、相手がどれくらいのレベルで言葉を使用するのか、
辞書的に正確なタイプか、文脈判断で適当なタイプか、
わかりづらいことの方が多いです。

自分の中では、言葉の定義がはっきりしていても、
相手がどのような解像度のボールを投げてくるかわからないうちは、
ストライクゾーンを広く捉えていた方が、
精神衛生上も会話の質という意味でもプラスですよね。

相手のレベルがわかってきてから、相手に合わせたレベルで言葉を使ってあげる。

お互いの意思疎通、という会話の本質的な意味からすれば、
この方がいいんだと思います。

まとめ

・会話が噛み合わない状況を解決するために、
 相手の言葉の定義を緩く解釈してあげることが大事。

・自分の言葉の定義がいくら正しくても、相手が異なった理解をしていれば、
 両者が噛み合わないのは当たり前。

・相手に通じるような言葉のキャッチボールが会話の本質だし、
 お互いの意図が通じることが大切。

・そうすれば言葉の行き違いがなくなり、お互い気持ちよく会話ができる。

とはいえ、子供の場合は成長途上なので、
その都度正しい言葉の使い方を教えてあげたい気もしますが……
きっと、あまりやり過ぎると
「お父さんと話すと、揚げ足取りばかりで話が前に進まない!」と
会話してくれなくなりそうなので、やはりほどほどにしたいと思います。