ダウン症5歳(年中・年長)|お風呂でできること、できないこと【身辺自立】

現在の記録と、他のご家庭の参考になればと思い、
ダウン症の5歳児(幼稚園年長)の息子の身辺自立(生活の基本的な動作・できること/できないこと等)について、書き記しておきます。

今回は、お風呂について。

※障害のあるなしにかかわらず、それぞれのお子さんで、どこからどんなふうに成長するかというのは様々です。
あくまで参考として、「5歳くらいだとこういう感じの子もいるのね」くらいに読んでもらえれば幸いです。

お風呂の中で

体も成長してきて、洗い場や浴槽の中でずっこけてしまうということはほぼありません。
しかし、まだひとりで浴槽に入れるのは心配です。
ごくたまになにかの拍子に滑ってしまい、顔からお湯にダイブすることがあります。
すぐに自分で起き上がれればまだいいのですが、パニックでそれどころではない様子。
そのまま溺れてしまうという可能性もあり得るので、まだ完全に目を離すことはできません。

それでも、息子を湯船で遊ばせておいて、その間大人が髪や体を洗ったりする分には、問題ありません。
2~3歳くらいの頃は、浴槽の中でも洗い場でも、何でもない状態でよくこけていたので、まったく気が抜けませんでした。

海やプールで大はしゃぎするほど水の中が好きなので、お風呂で遊ぶのも大好きです。
冬は湯船を張るので、頭や体を洗った後にずっと湯船で遊んでいます。
もうお風呂を出るよ、と連れて行かないといつまでもお湯に浸かって遊んでいます。

夏は、シャワーで済ませることが多いので、お風呂で遊ぶことがないのですが、たまに浅くお湯を張って疑似プールのようにして遊ばせています。
完全に目は離せないので、お風呂のドアを少し開けて、私か妻が目視で確認できる位置にいます。なにかあればすぐに助けに行けますし。

髪や体を洗う

まだ自分では、頭も体も洗えません。大人が準備して、洗ってあげています。
洗剤をつけたボディタオルなんかを渡して、「ゴシゴシしよう」と促すと、おなかや腕などの洗いやすい箇所は自分で洗ってくれます。
とはいえ、泡のついたタオルで体を撫でている、というレベルです。しっかりゴシゴシするにはまだ理解が足りないようです。

髪は、いくら促しても洗うそぶりを見せません。
頭をゴシゴシする、というイメージが湧かないようです。
お腹や腕と違って、自分で見えないのでイメージがつきにくいのでしょう。(浴室内に大きな鏡があるのですが・・・)

お風呂の前後の生活動作

お風呂前

お風呂を嫌がることはなく、遊んでいても「じゃぶじゃぶするよ」と呼びかけると、お風呂へ駆けていきます。
最近、タオルや着替えを渡しながら「お風呂へ持っていって」とお願いすると、お手伝いしてくれます。
きちんと脱衣場の決まった場所に、タオルを置いてドヤ顔でリビングに戻ってきます。
たまにタオルをそこらにぶん投げたりしますが(笑)

脱衣はまだ苦手です。
大人が途中まで脱がしても、自分で続きをやりません。「服を脱ぐ」という行為がまだよくわかっていないようです。
唯一、メガネだけは自分で外すようになりました。

お風呂後

お風呂から出た後は、私か妻にされるがままに体を拭かれています。
多少促してはみるのですが、髪や体を自分で拭くという思いはないようです。
手洗いのあと、手を拭くことはできるので、動作としては理解しているはずですが。

パジャマを着ることは可能です。
4歳くらいで、ズボンをはくことは習得しました。
最初は、前の方だけに気を取られて、お尻側は中途半端にずり下がっていたりしましたが、今では後ろも上げることを覚えています。
5歳過ぎで、上着を着ることも覚えました。
頭を通して、腕をひねって通す、という一連の流れもばっちりです。
ただし、服の前後ろの概念はわかっておらず、よく前後を間違えています。

まとめ

大人が一緒にお風呂に入っていれば、ある程度目が離せるようになったのは4歳以降といったところです。

自分が未就学児だったころを思い出してみると、完全にひとりでお風呂をこなせるようになったのが5~6歳くらいでしょうか。
息子がそうなるにはまだまだかかりそうですが、気長に、少しずつ覚えていってくれればいいかな、と。