退院後 たった10日で再入院となり主治医からも
「早い再会でしたね」
と言われました(泣)
創部感染は手術した病院に問い合わせをしてから
出産した病院の心臓外科医に処置をしてもらいました。
感染が創部から中まで浸潤していたら再手術(洗浄する)です
と言われましたが
表面だけだったようで大丈夫でした。
心臓外科医は
まさかの麻酔なしで排膿処置をし、
ピンピン飛び出ていた残りの糸も切ってくれました。
(息子は痛がる様子もなくジッとしていました)
傷は時間とともに痂皮化し、綺麗になりました!
痂皮化とは、皮膚の傷や炎症部位から滲出液や膿などが固まって、痂皮(かさぶた)ができる過程のこと。痂皮は、傷の保護や止血に役立つ役割があります。
呼吸の方は胸部CTをとり
誤嚥と無気肺、そしてうっ血もあるだろう、ということで
ミルクが80ml×6回だったのが55ml×6回に減らされました…
当然足りなくて、お腹を空かせてモグモグしていました(泣)
そして、誤嚥しているだろうということで
哺乳瓶での摂取が中止になり、昼間の2回だけ直母の許可がでました。
他は全て胃管から注入。
(その後、誤嚥のリスクを減らすために直母も中止に)
息子はミルクの量を増やすと吐いたり、うっ血したりするようです。
ミルクの量が増やせないと、もちろん体重も増えない。
そこで
「強化母乳(HMS-2)」を始めることになりました。
医師からは
「NICUでも飲んでたし、大丈夫だと思いますが1/4の量から始めてみましょう。
ただ、これ高いんですよね。」
と。
グルちゃんの体重が増えるなら高くてもいい!
(ちなみにHMS-2は1包100円、30mlに対して1包。
1回に2包使って、1日6回、1日1200円!!!!!思ってたより高い…)
HMS-2は濃くなると吐くことがあったけど、
徐々に慣れていきました。
医師から
「HMS-2は母乳に入れるものなので母乳が足りなくなった時のために
栄養価の高いLWというミルクも試してみましょう。」
と提案されました。
NICUでも粉ミルク飲んでたし、迷いもせず試してみることにしました。
LWを注入してから、息子はスヤスヤ寝ていました。
だけど2時間後、突如目をあけてウプウプし出したと思ったら、ゲーっと吐きました。
ミルクが濃かったのかな
胃がビックリしたのかな
と思い、
少しして落ち着いたので着替えさせるために横にすると、再びゲーっと吐きました。
胃管から胃の中の残りをシリンジで引くと5ml残ってました。看護師に伝えると
「5mlなら胃の中に戻してください。」
と言われ戻しました。
しばらくして、着替えさせようとしたら、再び嘔吐。
胃の中の物を全て吐き切ろうとするような異常な嗚咽でした。
結局胃の中に戻した5mlも吐き出しました。
その様子を話すと医師は
「ミルクアレルギーかもしれない。」
と。
今までミルク、飲んでたのに!?
(NICUでLWも飲んでました)
急にアレルギーになるなんて…
後日わかったことですが、採血でもラクトフェリンアレルギーという結果が出ていました。
ということは粉ミルク飲めない・・・?
母乳足りなくなったらどうするんだろう
医師は
「大丈夫、アレルギー用のミルクがあります。
…高いけど」
ミルクにどれだけお金かかるの?!(泣)
産まれる前は母乳が出れば、息子のミルク代は殆どかからない。
なんて思ってたのに…大きな間違いでした(泣)
とりあえず
アレルギー用ミルクの前に
エレンタールを試してみることになりました。
これは薬剤部への処方でもらえるものです。
しかも溶く水の量で濃度が変えられるので、最大1mlで1kcalという母乳より高カロリーになるということでした。アレルギーが出るものでもないと。
(大豆成分が入っているらしいですが)
よし、これで息子のミルクも安心。
母乳が足りなくなっても大丈夫。
ところが…
0.6kcal/ml 問題なし
0.8kcal/ml 時々吐く
1kcal/ml 吐く
試しにフレーバーつけてみるけど吐く。
明らかに濃いエレンタールを注入しているとき
怪訝な顔をしてました。
そして吐く。
母乳より高カロリーなので期待していたのに
結局0.6kcal/mlしか受け付けないデリケートな息子のお腹でした(泣)
その後
唯一吐かなかったグレープフルーツのフレーバーをつけて注入しました。
出来るだけ少量で高カロリーなものを与えたい。そのためには母乳が要る。
なので、私は毎日6回の搾乳を続け、母乳を途絶えさせないよう頑張っていました。
息子が5ヶ月の頃には、胸に搾乳のアザも出来ていました。
(アザは搾乳をやめたら綺麗に消えました)
口からミルクを飲める日が早く来ますように・・・