GCUで約一週間、バタバタと必要な手技を習いました。
職業柄(元 看護士)、もともと一通りできたので特に困ることはありませんでした。
母子同室となる日、ドキドキしながらGCUに行ったのを覚えています。
GCUに到着し、入り口で待っていると
コットに入った息子が外に出てきました。
外ではじめての抱っこ、これだけでも嬉しかったです。
そして小児科病棟に移動し、部屋に案内されました。
熱を測る時間や、オムツの測定、私のシャワーのことなど一通り話を聞きました。
義父が来てくれていたので話が終わったあと、早速初めて抱っこしてもらいました。
やっと抱かせてあげられた、ホッとしました。
(今は義父の抱っこがお気に入りです)
今まで
NICU・GCUは携帯禁止なのでデジカメで写真を撮って
携帯に移して主人に送っていましたが、
病棟では携帯で撮影できることも嬉しかったです。
撮ってすぐ送れる、たったそれだけだけど、嬉しい変化でした。
毎日たくさん写真を撮りました。
ここで2人の生活が始まる、と思うと嬉しいけど不安もありました。
心臓が悪いからあまり泣かせたくない。
私がトイレやシャワー、売店にいく時、息子はどうしたらいいんだろう。。。
不安になり
看護師に聞くと
「家と同じようにしてもらいたいので、
そのまま出掛けてください」
と…
え?売店行く時もみてくれないの?
その間大泣きしたらどうするの?
と不安でした。
「カーテンをあけてくれていたら
大泣きの時は誰かが対応しますから、大丈夫。」
と言われましたが、実際売店に行って戻ってくると
大泣きしていましたが、誰もあやしてくれていませんでした。
怖くて離れられません。家だったら声聞こえる範囲だけど、売店なんか行ったらわからない。家と一緒の状況じゃないよね…
結局、誰か面会に来ている時に
売店やシャワーに行くことにしました。
息子のミルクは1日7回からスタート。
昼間は
①直母して、
②決められた量から飲んだ分(前後の体重差で計測)を引いて
③残りを哺乳瓶で飲ませて
④余ったら胃管から注入
この流れが一苦労。
もちろん、その後搾乳をする。
1日がミルクのことで終わっていました。
哺乳瓶では20㏄くらいしか飲めず
汗かいたり、息切れしたりするので
無理をせず哺乳瓶で飲ませるのをやめていました。
それに何故か空気を一緒にたくさん飲んでしまう。
けどゲップがうまく出来ないし、のゲップ姿勢を嫌って泣く…
空気を飲むのでお腹はパンパン
なかなかガスも便もでない…
(ダウン症のため筋力が弱く、強くいきめない)
だから浣腸する。
なかなか大変です。
息子は
泣いても抱っこで泣き止んで寝てくれました。
その上夜中は全く起きないので、ぐずることもなかったです。
夜中のミルクは全部胃管から注入していました。
(私は決められた時間にアラームをセットして起きる)
心エコー、レントゲン、採血で様子を見ながらミルクは増えていきました。
そしてあっという間に一週間が過ぎ、
退院の日となりました。
家に帰れるのが嬉しかった。
けど、不安も同じくらいありました。
でもやっと家に帰れる、
今から家族での生活がスタートする。
退院の日が新たなスタートとなりました。