術後出産した病院のNICUに戻りました。
懐かしい場所に喜んでいるかも
と思っていたら
また保育器に入れられて暴れていました。
ドクターヘリの中でも大泣き、大暴れで
先生の指をおしゃぶり変わりにして落ち着かせてもらったようです…
転院してきたので
感染していないか検査してからコットに出られるということでした。
また保育器に入っているのが寂しかったです。
でも翌日には感染否定ということで、コットに飛び出し、夕方からは
念願の哺乳瓶でのミルクが始まるということでした。
おしゃぶりモグモグは得意だったし
手術した病院でも
「どのくらい口から飲んでましたか?」
と聞かれるくらいの吸い付きでした。
初めは10ccから…
飲めるかドキドキしながら見ていました。
空気も一緒に豪快に飲んでいましたが、10cc飲めた時は感動しました!
でも慢性心不全があるので
ハァハァ息が切れるし、汗もかくし
何だかしんどそうでした。
口からの摂取は10、15、20、25㏄と増えていきました。
口から飲めてグルちゃんも満足そうでした。
一生懸命飲んでいる姿が可愛いかったです。
2日経つと
GCUに移動していました。
GCU :新生児回復室(または新生児治療回復室)のこと。NICU (新生児集中治療室) で治療を受けた赤ちゃんが、状態が安定し、退院に向けて準備をする場所
術後まだ1週間と少ししか経ってないのに、すごい回復力です。
GCUにうつると、
「ちょくぼしますか?」
と言われました。
ちょくぼ?!何のことかわかりませんでしたが、直接母乳を飲ませるということでした。
やってみます、と返事をしました。
「はじめは吸えないでしょうから、体重測定もしなくていいでしょう。
次第にうまくなりますから、吸えなくても気にしないでください。」
と看護師に言われました。
ドキドキしながら息子に直母してみました。
吸われてる感覚ありますか?
と聞かれましたが、その感覚味わったことないので、わからない…
覗きに来た看護師が
「ちょっと待って、飲んでる!体重測りましょう」
と焦ってました。
息子はおしゃぶりでのモグモグの成果か、上手に吸えていたようです。
結果、10cc飲めてました!
すごい!
その日から毎日
13時と19時に面会にいき、直母させてもらいました。
吸えるけど、しんどくてハァハァして汗をかいて寝る。
なので直母は左右3分ずつ
そのあと哺乳瓶で飲んで、合計20から30飲めたら、残りは胃管から注入する。
(慢性心不全のため、ミルクの1日摂取量:1回量は決められています)
という形になりました。
直母は一番飲むのに体力が要るそうです。
グルちゃんにとっては飲むことが、
「マラソンしているようなものだ」と医師に言われました。
汗だくになるわけです。
GCUでは10日間くらいお世話になりました。
母子同室のための手技「胃管管理、浣腸、沐浴」を習いました。
沐浴は大暴れでとても1人では入れられませんでした。
記念すべき初沐浴、写真撮りたかったのに、そんな余裕ないくらい泣き叫んでました。
そして
いよいよ小児科での母子同室。
やっと息子と24時間いられる。
普通に産んでたら直ぐにできたこと。
だけど、ここまで来るのに2ヶ月かかった。
その間色んなことがあった。
明日からはずっと一緒。
今までの分もたくさんたくさん触れ合おう。
と嬉しい喜びの気持ちでいっぱいでした。