転院一週間後、朝一の手術となりました。
母乳だったので朝の5時までミルクをもらえていたようで、泣かずに待っていました。
(粉ミルクだともう少し絶食時間が長いようです)
術後はICUなので、環境が変わります。また息子が泣かないか心配でした。
看護師長からは
「ICUの看護師も優しい人いるから大丈夫よ。」
と言われましたが、その言葉が逆に不安にさせました。
(でも実際はICUの方が断然優しかったです!)
グルちゃんは保育器に入ったまま、手術室へ移動し、手術室の前でお別れとなりました。
その場にいた他の患者家族が
「まぁ、小さいのに…」
と言うのが聞こえました。きっとその後に続く言葉は「かわいそう」。
かわいそうより、頑張ることを褒めてほしい!と思い、少しイラっとしました。
待ってるからね。
と声をかけ、送り出しました。
控え室で一人手術が終わるのを待っていると、
義父が車で駆けつけてくれました。心強かったです。
朝から始まった手術は予定通り、昼頃に終わりました。
待っている間は生きた心地がしませんでした。
ICUの看護師が呼びにきました。
どんな姿になっているのか不安でドキドキしていました。
会いに行くと
グルちゃんはとっても穏やかな表情をしていました。
挿管し呼吸器につながれ
首からは点滴
手からは輸血
心窩部にはドレーン
尿管
たくさんの管につながれていました。
医師からは
「問題なく終わりました。
早い子だと明日には口の管が抜けます。
そして病棟に戻ります。」
と説明を受けました。
(鎮静されているので)動かなかったけど、手や足を握って
グルちゃんの頑張りを沢山褒めました。
術後の経過は良好で
翌日に挿管チューブは抜け
術後3日目でNICUに戻り
術後6日目で再びドクターヘリに乗り、出産した病院に帰りました。
回復力、生命力には驚かされました。
術後、
呼吸回数は40回/分前後に減り、陥没呼吸もなく穏やかになりました。
そして、産まれてからずっと鼻につけていたn-CPAPのカヌラをやっと外すことができました。
体についている管 残すは胃管だけ。
ミルクを口から飲むことができれば、胃管も外せる!
と簡単に考えていましたが
ダウン症
そして
慢性心不全がある状態での
経口摂取はかなり難しいのでした…