NICUへの面会は12時半、18時の2回、行くのが日課になっていました。
毎日家で搾乳して、冷凍して持参しました。
私には搾乳することしかグルちゃんにしてあげられることがないので…やらなければと
思っていました。
3時間毎に乳首に刺激を与えてホルモンが出るようにしたほうがいいと、
出産直後、助産師に言われましたが、流石に3時間は体力的に無理だったので4ー5時間毎にしてました。
夜中はアラームで起きてました。夜は眠くて何度か搾乳した母乳を溢してしまい、そんなドジな自分に嫌気がして泣くこともありました。
グルちゃんは保育器の中でうつ伏せで過ごしていました。
元気が良いときは、上のほうによじ登っていることもありました。
n-CPAPは外せなかったので、
保育器出るのなんて、まだまだ先かな
と思っていたら、
生後17日目
いつものように面会に行くと、いるはずの場所はコットになっていました。
移動したのだと思い、キョロキョロしていると
看護師に
「コットに出ましたよ!」
と声をかけられました。
息子が目の前にいる
ただそれだけなのにとても嬉しかったのを覚えています。
そして
「抱っこしますか?」
と。
やっと、我が子を抱っこできる。
ギュッとできる。
と思うと泣きそうでした。
初めて抱っこしたグルちゃんは
小さくて
軽くて
ギュッてしたら壊れちゃいそうでした。
でも確かに感じる
ぬくもり
匂いは
とても愛おしかったです。
普通に出産していたら
こんなこと思わなかったかもしれない。
辛くて苦しい分
ひとつひとつの些細な成長が
何倍何十倍もの喜びになっていました。
これから毎日抱っこ出来る。
と喜んでいたのに
翌日
原因不明の発疹により、しばらく抱っこ禁止になりました…
・蕁麻疹
・薬疹
・感染
のいずれかだろうとの事でした。
チラーヂンを始めたので
薬疹の可能性があるといわれました。そのとき、初めてチラーヂンを飲んでいると知りました。
どんどん広がる発疹が心配でした。
ウイルス感染だったらどうしよう…と不安でした。
採血結果では
チラーヂンによる薬疹だろうということでした。
幸い内服しなければならないほどの数値ではないようです。
ただし再び要るようになったときは、チラーヂンの内服ができないので
大変なようです…
どうか、甲状腺機能が悪くなりませんように。
発疹が落ち着いてからは
毎日抱っこ出来るようになりました。
寝ていることが多かったですが、自分の腕の中にグルちゃんがいる、
それだけで嬉しかったです。
そして、早く家に連れて帰りたい。
と、より強く思いました。